story~3

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said~d 血を吸われることが怖くなくなった訳じゃない 本当はすごく怖いけど ケイがだんだんと弱ってく姿を見る こんなにも辛い事は他にない。 ケイにはずっと側にいてほしい そしてずっと俺が側にいたい ケイは戻ってきてくれた。 好きっていってくれた。 だから何故か安心できた、 血を吸われたことなんてもちろんなくて 不安だけど ケイになら吸われたってかまわない それでケイが元気になるのなら、 自分の血を吸ってほしい そう思った。 だからケイに身体を預け 静かに目を閉じた。
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