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「遅くなっちゃったなぁ...っ」
ある日の夜
やっと補習から開放されてフラフラと歩いていた学校帰り
いつものように暗く気味の悪い
この住宅街を1人寂しく歩いていた
この辺りは人通りが少なくて
おまけに街灯も少なくかなり暗い
足元もよく見えないほど暗くて寂しく続くこの道を歩いていると
「おわっっ!!」
何かにつまづいた。
石ころなんて小さいもんではなく
なんだか変な感覚。
恐る恐る携帯のライトで地面を照らした。
「ぇ…っ! ひ、ひと…!?」
自分がつまづいたのは紛れもなく人だった
「あの…、大丈夫ですかっ?」
「うっ…」
俺の声に少し反応して起き上がった途端また倒れてしまった。
「とりあえず…連れて帰るか」
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