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「ケイ…っ!ケイ…っ」
ベランダの窓を開けるなり
飛びついてきたダイキ
「うぅ…どこ行ってたのぉ……っ」
「ごめんね、ごめんっ」
あぁ、また泣かしてしまった。
「もう、帰って来ないかと思ったぁ…っ」
俺の腰に手をまわし
力いっぱい抱きしめてくる
「ごめんね、ただいま…」
「おかえりぃ」
うるうるした瞳でふにゃっとした笑顔
「もう、…あっちには戻らない」
「へっ…?」
「仲間の所に居たんだ、見つかって…」
「ケイの…仲間?」
「ああ。けど話してきたんだ、
俺は人間界に戻るって」
「よかったの…?」
ダイキは俺から少し離れた。
「ふふっ よくはないかもしれないね…っ だけど…」
不安気な顔をしてるダイキを抱きよせた
「俺はダイキの側にいたい」
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