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「ダイキ」
「ん? …っ///」
声の方に振り返ると爽やかすぎるほど涼しい顔をしたケイが立っていた。
すらっとした身体に俺より少し高い身長
そしてあの青い瞳で真っ直ぐ見つめてくる
やばい、かっこいい…
「ダイキ、俺は人間じゃない」
「え…?どうゆうこと…?」
そう言ったケイの口元
人間にはない少し長く尖った歯
「牙…?」
「俺は人間じゃない
俺は……俺はvampireなんだ」
「ばんぱいあ?」
「この世界で言うと吸血鬼」
「へぇ…吸血鬼かぁ…
すげーやっ!ね、これ本物??」
「ダイキ、俺が怖くないの…?」
「怖くなんかないよっ
だってケイはケイだもん!」
何故かはわからないけど
怖い だなんてこれっぽっちも思わなかった。
「そりゃびっくりはしたよ?
いきなり吸血鬼とか言うんだもん
でも怖くなんかないよっ」
「…っ」
「あ、吸血鬼って紅茶飲めないか…」
「大丈夫…、飲むよ」
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