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剣道を教わろうと思ったが、剣術の方が俺に合っているらしい。
だから、俺はひたすら剣術を教えこまれた。
最近になって免許皆伝を貰えたのだが、だから何だと言う話。
別にこれで道場を開くつもりも毛頭ない。
だから、逆に最近やることが無くなってきた。
(仕方ない。また親父と勝負するか)
最近の俺は親父やじいさんにも負け無しだ。
親父達には失礼かもしれないが、そのせいで物足りなくなっている。
「何か、楽しい事でも―――ん?」
俺は家に帰るためには大通りへと出る。
周りには平日なのに関わらず、大勢の人々が行き交う。
そんな中、俺は異様な光景を目にする。
目、髪、服、すべてが真っ黒に染まった少女を見る。
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