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-もう・・・・だめだ・・・。-
俺が死を覚悟した瞬間。
一筋の光が差し込んだ。
荒神が真っ二つに切り裂かれ、血渋きが上がった。
目の前に現れた一人の剣士。
黒っぽい炎髪に少し釣り上がった目付きで顔つきは爽やかなイケメンだ。
フェンリルの紋章か刻まれた赤色のジャケットに黒いレザーパンツとブーツ。
右手には赤い腕輪と巨大な黒青の刀身に牙のような刃が連なっている。
「本部聞こえるか?エリアG1でオウガテイル掃討、及び生存者一名を発見した。指示を頼む。」
俺は腕輪をした人たちを知っている。
人類が唯一アラガミに対抗できる存在・・・・・・『神を喰らう者<ゴットイーター>』
「よぉ。大丈夫か?」
炎髪の男性は優しく微笑み、手を差し伸べてきた。
俺はその手を取り、立ち上がった。
「俺はミズキ。観丘ミズキ、よろしくな。お前は?」
「ソラ。星河・・・・ソラ」
俺は吊られて自己紹介をした。
これが俺の新たな人生の始まりとなった。
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