男子な女子

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「……俺だよ。戸張 咲瑠…。」 「誰だよ!」 「…何で声でわっかんねーかなぁ」 なんとなぁく隠れてた物陰からゆっくり姿を現す。 あぁ~あ…汗ばんでる姿さらしたくねーのによぉ……。 ……6人……か。 「…………っ?!」 「戸張 咲瑠…。俺…雛杜 雪那だ」 「…何で雪那が此処にいんだよ」 「いちゃーわりーのかよ」 「……わりーよ!……いや、悪かねーのか…?」 「知らねーよ。…で、お前は何してんだ?」 「…なっ、何もしてねーよ!」 絶対嘘だ。 何もしてねーならその手はなんだよ。 「嘘だな」 「嘘ぢゃねー!」 「じゃぁその手はなんだよ」 「お前には関係ねーだろ」 「いや、関係あるぞ。ある意味俺はお前の兄弟も同然なんだからよ。」 「うるせー…」
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