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「意外にハードでしたね」 放課後、国沢さんと帰る そしてそう言っていた 綺麗な笑顔で 羨ましいと思った 小さい顔、肩まで掛かっていて真っ直ぐ伸びた綺麗な黒髪、小さくて華奢な体 産まれて直ぐ与えられた『美』 本当に、可愛い 「どうしたんですか?」 「国沢さん可愛いなーって思って」 「へっ?そそ、そんな事ないですよ!」 頬を赤く染め 両手をその頬に当てて恥ずかしがる 私よりも小さい体 可愛い仕草、顔 抱きしめたくなる これは反則 勿論、私は異性に興味のある人間だけど 同性もありかな、と一瞬考えてしまい私も頬を赤く染めた 「あ、そうだ。私はあかりって呼んで下さい。名字だと堅苦しいので」 じゃあ私もゆみって、と言うと、恥ずかしがりながらも呼んでくれた。 「ゆみさん」 「何かな?あかりちゃん」 そして笑い合った
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