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そこで其のrootsの旅を日記には載せようと思っていたが、思い付きで、ついでにクリエーターを書こうと閃いたのである。今現在、私は未だ旅行には行っていない。言い換えれば、rootsを探る行動をクリエーターから先にスタートさせたい、という事である
クリエーターとは創造という意味であるが、生きとし生けるものの役割や目的は正に創造、其の一点にあり、その長なる存在が人間という事になる
此の創造とは一流の芸術家が編み出すアート、技術者が開発する最先端技術等に留まらず、個人個人が何気に行う生活の継続の中でたゆまず行われる事や遊びの中にも常に見られる事である
当然、SNSサイトのクリエーターもユーザーは遊びや趣味が大方の範疇ながら立派な創造という事になる
何故なら、紙やペン、携帯やパソコンだけでは創造は出来ないからである。それらは単なる道具であり、小説にしても詩や短歌にしても自分の内側で創造した言葉やストーリー、思想を生み出してこそ、創造になるからである
それは写真や料理にも通じ、単に記念写真を撮る、或いはカップヌードルにお湯を注ぐ、という行動では創造の意味合いは弱く、計算された描写を知恵と忍耐をもって探求した写真、より細かい段取りや作業、時間や手間を掛けた料理こそ、自らが生み出した創造と言える
それが証拠に写真でも料理でも、同じ場所、時間、状況、或いは同じ種類と量の食材や調味料、レシピ、設備の条件下にあっても必ず結果は十人十色になる事からも解る
自分という存在だけの編み出すオリジナリティがある行為、それは全て創造であって、先ず創造は自分の内側の思想や意識から芽が出るのである
ところが其の創造という行為は自分の内側にある意識や意欲から発っせられる為、どうしても創造するに相応しい環境や空気、タイミングというバックアップを要する事になってくる
アイデアがどんどん下り、意欲が同じように湧き出る、そんな状態が継続するなら漫画家や小説家は締切に追われ、ノイローゼに成る事は無いだろう
又、創造を完成まで維持、継続、昇華させていく事には結構な忍耐力と努力を要する
遊びだから簡単に投げ出せるのだろうが、少し書いて匙を投げたクリエーターをしばしばSNSサイトで見るし、かく言う私も一冊は匙を投げて長い時間を経過させている(笑)
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