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「だが……」
「――危ない、カノン!」
渋るカノンに向かって何かが飛んできていた。
見た目は白ハトだ。
スピードはハトのそれよりも速い。
「え」
エリカが咄嗟に言ったものの……
振り向いたカノンの額に、勢い余って白ハトが直撃した。
不意打ちの攻撃にカノンが倒れ込む。
「大丈夫ですか!?」
ホリィがカノンに駆け寄るが、特に怪我はなさそうである。
自分の胸の上に堂々と居座るそれをつかみ、確認するカノン。
「こ、ここここ、これは!?」
その顔が一瞬で青ざめた。
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