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「あれ、アサキ?」
「あっ シュウ兄!おっはよー」
「もう6時半だよ?」
「え!うそっ やばいって!
遅刻するー!……あ。」
「ん?どうした?早くしないと間に合わないよ?」
「この脚じゃ何も出来ないから練習はしばらく休んで良いってコーチが言ってくれたの!」
「そっか。遅刻ギリギリのアサキからしたら良かったじゃん(笑)」
「だよねー!」
「ほらっ シュウ兄こそ時間やばいよ!」
「うおっ ホントだ、やっべー!」
リスみたいに口いっぱいに詰め込むシュウ兄が可笑しすぎて、つい笑いが吹き出してしまった。
あんな一瞬で俺のバスケ人生が終わるなんて、可笑しいよね。笑える
笑う兄弟と笑う俺。
もう出れることのない部活。
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