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「だが…あやつは面白い男ぞ。三河への帰りは桐谷の領地へ寄って行け。」
信長は家康に健の政策を見て行けと言っているのだ。素生の知れない者だが信長は信頼している人物なのだ。信長は直感で健と家康が気が合うと感じていた。
この何気ない信長の一言が歴史を変えたきっかけとなるなど、信長も家康も予期していなかった。
翌日、家康は信長に呼ばれ織田家の家臣達が集まる宴会場へと向かっていた。
同盟国の当主として織田家の家臣達が集まる場に出向くのは、これからの友好関係を気付くうえで大切な事だが、家康はそれ以上に健と話たくて仕方がない様で急ぎ足で向かっていた。
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