孫策の運命と俺の使命

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「ここか……いかにもって場所だな」 俺は今、連れ去られた詠と沙希を取り戻すためとある民宿にきている。 早く入れ、多分二階だ。 もう一人の自分である狂志郎の声に従い俺は店にたどり着いた。 「へいへい。こんなキナ臭ぇ場所は蓮華や月を近づけたくねぇしな!」 俺はドアを開けて中に入った。 すると異様な空間が広がっていた…そう、俺が伝えた水着が卑猥に悪用されていたのだそれが制服らしい。 「あら、いらっしゃ~い!誰かと思ったら聖志郎様じゃないですか!天の御遣い様も溜まるものは溜まるんですか?よければ私なんかどうです、お安くしておきますよ?」 そう言ってその女は俺にすり寄ってくる。 自分の胸を曝け出しながら… 「悪いが今日は違う用事できた、二階の奥の部屋へ通してもらえるか?」 「二階の奥は今、接待中ですのでお通しすることはできませんは一階のそこの部屋なら空いてますがーーー」 二階の奥に二人はいると確信し再度問う。 「二階の奥の部屋に俺の妹とその友達がいるだろう。これ以上粘るなら店ごと潰すぞ!!」 「何ごとだーー?」 俺が怒鳴ると奥から大柄の男と子分が複数出てきたしかも半裸で… 「おいおい、静かにさせろよ春菊!お前の出番だろ?」 「ちょっと!里々里と花は、どうしたのよ!!」 「ああ?あの娼婦か?無理に何人も相手したから気絶しちまったよははははは!!」 男が笑うと子分も笑だした。 しかし春菊と呼ばれる彼女は歯を食いしばったまま下を向いていた。 俺はその姿に違和感を覚えた。 それで質問対処を変えた
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