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「ぐア…っ」
背中を強く打ち、悶々とした表情を浮かべるその顔を、ギリギリと踏みつける。
よかったな、今俺が靴を履いていなくて。
「…ん?」
しかし、何か見えない壁があるように、何かが邪魔して踏みつけられなくなる。
「防御…魔法……"セフガード"」
まあいいや。
防御魔法を無視して、ダンダンと地団駄を踏むように踏みつけるのをやめない。
ムキになっているわけではない。
「うっ…ぐっ」
防御魔法を展開させっぱなしの糞リアメンは、焦燥している。
そのまま魔力を切らしてしまえ。
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