地上最大の敵

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「ぐっ……"ルス"」 糞リアメンが何かを呟いた。 宙に魔方陣のようなものがあちこちに展開され、眩い白光の玉がそこから俺に向って飛んでくる。 それを難なく避けると、隙をついて糞リアメンが逃げた。 一旦距離を置き、右手を上げる。 「風よ」 またさっきと同じ光の剣を出す。 そう、剣自体は何も変わってない。 違うのは、何かこう…渦?みたいなものが剣を包んでいること。 そして、彼は何を思うか、剣を……。 「ハアッ!」 投げたのだ。 えっ? 剣って斬るものじゃ無いの?
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