2894人が本棚に入れています
本棚に追加
「?
何処へ消えたんだろう」
きょろきょろと辺りを見渡す糞リアメン。
いやいやいや。
そんな無防備じゃ駄目でしょう。
ちゃんと身構えといて、もっと警戒しないと。
背後から襲われたらどうするつもりだ。
「ねーねー、勝負にならないから出てきてー」
「やだー」
闇になったまま、言葉を返す。
ついでに俺は、糞リアメンの周囲にいて、包むような形になっているので、声は四方八方から聞こえるだろう。
糞リアメンが、闇に火の玉を投げ入れた。
火の玉は俺をすり抜け、何処までも真っ直ぐ飛んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!