地上最大の敵

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「? 何処へ消えたんだろう」 きょろきょろと辺りを見渡す糞リアメン。 いやいやいや。 そんな無防備じゃ駄目でしょう。 ちゃんと身構えといて、もっと警戒しないと。 背後から襲われたらどうするつもりだ。 「ねーねー、勝負にならないから出てきてー」 「やだー」 闇になったまま、言葉を返す。 ついでに俺は、糞リアメンの周囲にいて、包むような形になっているので、声は四方八方から聞こえるだろう。 糞リアメンが、闇に火の玉を投げ入れた。 火の玉は俺をすり抜け、何処までも真っ直ぐ飛んでいく。
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