記憶の欠片は夢の中にあるんスよ

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そして、走り抜ける。 止まっていたら、いつ撃たれるか解らないからな。 超変速で走り、狙いがなかなか定めない奴らを蹴散らす。 てか、こいつ馬鹿じゃね? 周りを囲むようにして銃を構えさせ、逃げ道を作らないようにするのが妥当だろ? 隙だらけだ。 その部下も馬鹿だわ。 どうせ人の命を奪う気なんか無いんだろ? そんな腕で、よくも銃を扱えるよな。 大男が、右手の拳を放った。 ふむ。普通に速いな。 だが、しかし! その右手を掴むと、そのまま捻って背中に締め上げた。 「ぐっ…」
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