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「おにーさん!!」
チビ竜がいきなり現れ、鼻の頭に噛みついてきた。
「ってえ!!」
「やっと起きた!」
真っ赤になった鼻を押さえて、小さくなる俺の肩に乗る。
「おい。いきなり何を」
「スキンシップですね、おにーさん」
スキンシップにしてはちょっと過激過ぎないか?
「それよりお前、帰ったんじゃなかったのかよ」
「帰りたくないから使い魔になったんだってば。
にーさんが起きるまでずっと、この人間の巣を探検してたんだよ」
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