記憶の欠片は夢の中にあるんスよ

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魔王(タワシ…)も俺の顔をじーっと見つめると、 「ぶぷっ」 吹いた。 え?何故? 「全く…お前は本当に勇者か? その悪魔のような、どす黒い殺気と、にこやかな笑顔をやめろ」 はっ。 つい殺気を出していたようだ。 ……なんかここに来てから、殺気の扱いがおかしくなってきてるような…。 てか、気が短くなってないか? ちゃんと感情のコントロールはしておかないとな。 「あ。鳥肌と、背中に走る悪寒が消えた」 固まってたチビ竜が、元に戻った。
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