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「…で、もう帰っていいよな。
もう一眠りしたいから」
そう言って、タワシはゴミ箱の中に、閉じこもってしまった。
だが、このまま帰ってもらっては、呼び出した意味が無くなるので、ゴミ箱に動きを封じる魔法をかけた。
ゴミ箱は、動けない。
沈黙が、数秒流れる。
そして、ゴミ箱の蓋が開いた。
「あんだよ?」
不機嫌そうなタワシ。
「…………俺の使い魔になれ」
「「はあ?」」
タワシが、突然の要求に、困惑した。
チビ竜も、「いきなり何言ってんの」といった顔で俺を見つめている。
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