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数分で雨音が止んで。
俺は後ろを向いたまま、浄化魔法を掛ける。
漸く振り返ると、鼻水が綺麗さっぱり無くなったハナカミが、小刻みに体を震わせていた。
「どうした」
「…便所」
顔を赤らめて答えるハナカミ。
…………………………。
「早く済ませてこいや!!」
こっち見るんじゃねえ!
ズゴーンッ!!
回し蹴りを食らったハナカミは「ツンデレェェェェエエエエ!??」とか叫びながら、数十メートル飛んでいった。
違うわアホ!
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