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「えー…お前らこっち注目」
すると、ざわめきは瞬時に消えた。
流石名門だ。
「このクラスに生徒が二人増えた。
来ていいぞお前らー」
そこで、コウキがごにょごにょ囁いた。
「どっちから行く?」
「俺から行くわ」
先に教室に入る。
「どうも。俺、月島 和斗」
「宜しくね~」
「変わった名前だな」
「あいつ赤眼だぜ」
「勇者か?」
「そうかも。
まあまあの顔ね」
「強そうですぅ」
「あれは絶対怒らせては駄目だ」
「綺麗な銀髪…」
皆が言いたい放題言っていると、
ガタンッ。
一人の少女が、いきなり立ち上がった。
牛乳瓶の底みたいに厚いメガネのレンズを光らせて、
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