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「あの…貴方って
謎の術者、ですよね!?」
なんか昨日も、そんなこと言われたなー。
「そうだけど」
「「「「え、えぇぇぇええええ!?」」」」
煩いぞテメェら。
「やっぱり!」
少女は、勝手に満足して座った。
どうせ、「私が博識だって事を皆にアピールできたわ…!よくやったよ、私!!」とでも思ってるんだろう。
「謎の術者?あいつが?」
「どうりで強そうなわけですぅ」
「気迫が違うな」
「確かに情報通り銀髪だ」
「染めてたりして」
「いや、あれは本物だ!」
「ウホッ」
「魔法の合成とかに詳しいかな?」
「友達になろうぜ!」
ますます騒がしくなる皆。
殺気を出す。
直ぐに教室は静まり返った。
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