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「一昔、カズトと同じ、銀髪の少年がおってな。
彼は、物凄い力を秘めておった。
属性やら魔力の限度やら、全てを無視し、好き放題やっておっての。
…此の世に現れてから、たったの数ヶ月で、勇者に殺されたのじゃ」
それに、ドキッとした。
まさか…カズト君は……。
「必ず魔王は、カズトの存在に気づく。
……これをやろう」
ハニカミは、きらきらと輝く雫の形の白妖石を、腕輪から外した。
…ハニカミの鼻水に見えなくもない。
「これは…初代ギルドマスター、アマサの護妖石……」
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