魔法講座

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「種類としては、『一般魔法』と『精霊魔法』は大体一緒のものよ」 ソプラは、天音が余り理解していないだろうと感じたのか、内容を噛み砕きながら天音に説明することにした。 「違うのは『精霊魔法』を使えるのは精霊に認められた人のみ、って事かしら? 魔法の威力が半端ないの」 「精霊、ですか……」 天音は聞き覚えのない言葉に首を傾げた。精霊、と聞けば空想上の神秘な生物だろう。 それらに認められるとは、いったいどういうことなのだろうか? ぐるぐると混乱する頭で考える天音に見かねて、リオンが助け舟を出した。 「この世界には精霊が存在してるんだ。『炎』『水』『草』『風』『土』『光』『闇』の7種類のな。んで、精霊魔法はそのいずれかの精霊の力を借りて使うんだ。『一般魔法』は言わば精霊の力を借りない簡単な魔法って事」 「精霊……がいるの?」 天音は驚いてリオンに聞き返した。
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