『女神の裁き』と勾玉

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「でも、身を守る為に戦う時もあるかもしれない。その時に、貴方に武器が必要かどうかが知りたいの」 そう言って、ソプラは側にあった鈍く光を放つ長剣を手にとった。 「勿論、魔法で敵を倒す事だって出来る。だから武器が必要ないと言うならそれで良いわ」 天音はその言葉に考えた。確かにそうだろう。魔法が上手く使えるようになれば足手まといにはならないだろう。 だが……、 「……私に武器を頂けませんか? あと使い方も教えてください」 天音は選択した。共に武器を持って戦うことを……。 「……理由は?」 「私はまだ未熟です。だから魔法をまだ上手く扱えない。それに……」 天音は一端言葉を区切った。そして、一呼吸置いてまた話し始める。 「私だけが楽な思いをして、リオン君に負担を……辛い思いをさせたくありません」
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