『女神の裁き』と勾玉

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翌日、天音はナギサによる魔法修行とソプラによる武器練習というハードなものをすることになった。 しかし、得意の集中力と物覚えの良さで天音は何とか一通りの事を習うことが出来たのだ。 そしてそのまた翌日、天音とリオンはソプラとナギサに見送られながら帝国を旅立った。 2人の首にはそれぞれの勾玉がかけられている。 淡い水色と紅色の勾玉は、太陽の光で綺麗に光っていた……。 2人の行き先は、帝国のある『王国』から離れた大陸にある『緑の国』。 そこで、つい数日前に勾玉の目撃情報があったらしいのだ。 なので2人は転移魔法が使えないため、ソプラによって緑の国に送られたのだった……。 同じ頃、王国を乗っ取ろうとしている反王国軍の『青い薔薇(ブルー・ローズ)』が動き始めた事を彼等は知らない……。 そして、残酷な運命の歯車が回り始めた事も、彼等はまだ知らない……。
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