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周りにいた野次馬や傷付いた人々を帰した後リオンは何処からかロープを取りだし、気絶した男達を縛り上げた。
全員を縛り上げたあと面倒くさそうに伸びをしていたリオンに、天音はふと疑問に思ったことを聞いてみた。
「……リオン君、この人達どうするの?」
「ん? 取り敢えずこの国にある帝国兵関係の場所に送るんだよ。……まぁ、有力な情報は吐かないとは思うが一応念のためにな……」
「……ちょーっと待ったぁ!!」
と、そんな会話をしているリオンと天音の元へ声が響いた。声の質から相手は男の子だと感じた天音は振り返る。
そして、静止。
そんな天音の様子を不思議に思ったリオンも怠惰そうに振り返ってみる。そんな2人の目の前に突然現れたのは、フワフワと宙に浮く黄色い物体だった。
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