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おれの名前は白崎晴
これといった特技も無く、趣味もない。
おれには幽霊を見る力とかそういった類いのものもない…
普通の高校生のはずなのだ。
「ハレー!起きてーっ!お腹減った」
時刻は深夜2時
おれのベッドの前にたたずみ、耳元でおれを呼ぶ
こいつの名前は瑠璃川皐月
黒髪に軽いウェーブがかかった彼女は実は幽霊らしい。
自分でそう名乗っている。
「ハレ聞いてる?」
「うっさい…」
「だって、お腹減った。」
幽霊でも腹は減るらしい。
…そんなことはどうでもいい。
何故、こいつ(皐月)がおれの部屋にいて、何故おれは幽霊であるこいつの姿が見えたり、話ができたりするか…
他人の不幸話程度の気持ちで聞いてくれ。
「ハレー!なんかつくれー!」
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