大好きな親父へ

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拝啓 佐藤辰男様へ 俺は親父が亡くなってから 今まで沢山の辛いことがありました 自分自身を見失い 母親さえも傷つけました 学校にも行かず 灰色の二年間を過ごしました しかし 今の自分はとても幸せだと言えます なぜなら? 俺は変わったから いや 変えてもらったから 大切な友人に 母に 親戚に 女神に 俺はとことん幸せ者だと思います 時には辛いこと悲しいことあるけど いつも誰かが側にいてくれる 俺は1人じゃありません 皆に支えられて今の自分がいます 本当に 皆にありがとう そして親父 話は変わりますが あなたの死に方 俺は未だに許してはいませんよ? 好きな事をしながら死ねたのは 幸せでしょうが お酒で死ぬなんて言語道断 あなたのせいとは言いませんが 姉が泣きました 母が泣きました じいちゃんが泣きました 孫が泣きました 俺が泣きました 死ぬのが早すぎるんです 俺はまだ親父と遊びたかった まだあなたにはやってないことが山ほどあります しかし 誰も親父を責めることはしません だって 皆歩き出してますから 俺を含めて 皆 成長しましたから 親父は 天国で俺達を見ていてください 大丈夫 皆元気です 皆今幸せです じいちゃんは親父のすぐあとに亡くなりましたが 他の皆は 今 幸せです ps 天国でもお酒はほどほどに
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