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僕は目の前の朝食を片付けるとカバンを肩に担ぎ、さっさと家を後にする。
「遅い……」
僕が門をくぐると横には一人の女がまっていた。
「……待っててって言ったっけ…」
彼女の名は真田 舞【サナダ マイ】。
僕の幼なじみだ。
歳は一つ上だ。
彼女は毎朝僕のことを迎に来てくれる。
というか家が目の前なんだが……
「早くいかないと遅刻するよ??」
「……はぁい…」
二人は学校へ向けて歩き出した。
彼女は僕とは違い真っ黒な髪をしている。
まぁそれが普通なんだが…
ポニーテールにしてはいるが長さは背中の半分くらいまで伸びてる。
身長は僕とあまりかわらない。
彼女の肩にはカバンの他に布で包まれた長いものを担いでいる。
野太刀だ。
太刀より長いためあまり実戦では使われなかったと聞いたことがある。
真田家は安倍家とはちがい闘いのプロだ。
とくに特定の武器を必要としないことや、素手での白兵戦でも負けることのない最強流派だ。
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