2人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
゛キーンコーンカーンコーン″
学園に始業のチャイムが鳴り響いた。
「あら??遅刻??」
「ほら~眞が急がないから…!」
眞は駆け足で舞を追っている。
階段を駆け登っていく二人を注意する声も、あっという間に聞こえなくなった。
「じゃあまたお昼にね?」
舞は返事を聞かずに、自分の階へ走っていった。
「……くぁぁあ……ねむ…」
大きなあくびを一つすると、教室へ向かって歩き出した。
「(昼ご飯なにかな??)」
くだらない事を思いながらも気付けば教室の前まで来ていた。
最初のコメントを投稿しよう!