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そこにメンバーを束ねる長としての責務。
彼女の心はもう、いつ破裂してもおかしくはない。
「私はね、何でも一番が好きだった。
私だけが何でも一番ならいいって。他に何も要らないんだって。そう思ってた。
でも、実際はどう?
私は多くの学生を救えなかった!皆を生かすために、『私がしっかりしなくちゃ。私が皆を守らなくちゃ』と思ったわ……人も大勢殺したし、生き残るために皆に指示したりもした。
今までの判断は間違ってないし、後悔もしていない。
でも、それだけ。
私はただ、こんな状況で選ばれたリーダーなんていうちっぽけな名誉に、酔っていただけだった。
私は……」
言葉を切り、和美は体操座りした足に顔を埋めた。
【武装中学生】───
東都防衛学院の生徒は、その訓練性の高さによる脅威的な戦闘力から世相にはそう呼ばれていた。しかし、その戦闘力の高さから将来、裏切りや暴走することを恐れた国が、過度で無意味な被害妄想により東都防衛学院とその生徒の抹消を決定し、作戦はすぐに遂行。
在校生と学院に関する大部分を葬り去った。
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