2026年7月13日 一日目

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『ジリリリリリリリリリリリ』 俺達二年二組の実技訓練中 グラウンドに警報が鳴り響いた ¨緊急連絡、緊急連絡 校内に侵入者あり。生徒諸君は小隊ごとに集まり目標を駆逐せよ。なお発砲・真剣の使用を許可する。繰り返す、校内に…¨ 不法浸入か、馬鹿な奴もいたもんだな 「長太郎、全員揃ったよ」 「おぉ?いたのか鳥原」 彼女は鳥原亜紀。とても影が薄くステルス戦闘機みたいな女だ 「いたのか?って鳥原さんが貴方に話し掛けたの三回目だけれど?本当、何で貴方が小隊長なのかしら」 こっちのキツイ女子は橘和美。例えるなら鋭さの中に美しさがある日本刀だな 「ぁのう、喧嘩は辞めましょう?」 「そうそう、侵入者というイレギュラーには早く退場して貰わないとね」 気弱な男子は一二四善司。女子からの人気が高い。 演技っぽく喋るのが眞柴想一。自他共に認める映画男子。 「…。」 話に参加せずPCを操っている彼女は遠藤真帆。恐らくは侵入者の情報を集めているのだろう 俺を含めたこの六人が二年二組第一小隊のメンバーだ 「学食…。」真帆が呟く 侵入者は学食にいるらしい 「よし、行くかっ」 俺達は学食に向かった
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