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イチロー「バットは僕にとってかけがえのない大切な物でね、それをこんな風に変えられちゃ困るんだ」
まどか「せ、先生……?」
さやか(よ、よくわからないけどめちゃくちゃ怒ってるよアレ……怒鳴ってないところが余計怖い……)
マミ「…………」
マミ「す、すいません……本当に」
イチロー「好意でやってくれたのにすまないね……」
マミ「こ、こちらこそ……あの、すぐに戻しますから」
結界の奥深く、そこに潜んでいた魔女は到底生物とは呼べない姿かたちをしていた。
マミ「さあ……お出ましね」
さやか「うっ……やっぱグロい……」
イチロー「…………」
イチロー(ふむ、なるほど……これが魔女か……)
まどか「…………」
まどか(なんで先生は少しも怖がってないんだろ……?)
マミ「さっさと片付けちゃいましょうか」
数分後
マミ「ふう……」
さやか「さっすがマミさん」
まどか「先生も信じてくれた?」
イチロー「確かに、これは信じざるを得ないね」
マミ「そして……もう一人、お出ましのようね」
ほむら「…………」
イチロー「彼女は……暁美ほむらちゃん、だったかな?」
ほむら「なぜ……あなたがここにいるの?」
イチロー「魔女の存在を知ってね、少し無理を言って実物を見学させてもらったんだ」
ほむら「魔女の存在を……?巴マミ、あなたまさか……」
マミ「誤解しないでほしいわね、彼にはキュゥべえが見えて声も聞こえてたわ」
マミ「選ばれた存在の彼だったら魔女の存在を知る権利があると思わない?」
ほむら(キュゥべえの姿が見えた……?どういうことなの……?)
マミ「一足遅かったわね、魔女はもういないわ……グリーフシードが必要ならあげるわよ?」
ほむら「結構よ、それはあなたの獲物。あなたが使いなさい」
マミ「そう、それがあなたの答えね……」
ほむら「……失礼するわ」
・・・
イチロー「なるほど、やはり彼女も魔法少女なんだね」
さやか「何なのあの転校生、何かとまどかとマミさんに突っかかってきてさ!」
マミ「競争相手って認識なんでしょうね、自分の取り分が減らされるのをよく思ってないのよ」
イチロー「…………なるほど」
まどか(……何だろ、先生の今の間は?)
マミ「とりあえず、これでさっきまで私が話したことが事実だって理解してもらえたかしら?」
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