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まどか『先生!マミさん、マミさんがどこにいるか知りませんか!?』
イチロー「どうしたんだい?落ち着いて状況を説明してくれないかな?」
まどか『病院に魔女の卵があって!その、生まれちゃうと大変なことになって!』
イチロー「……なるほど、大体のことは分かった。彼女には僕から連絡しておくよ」
まどか『お願いします!場所は……』
十分後
マミ「なるほど、確かに魔女の気配がするわね」
まどか「さやかちゃんとキュゥべえ……大丈夫かな……」
マミ『キュゥべえ聞こえる?そっちはどんな状況?』
キュゥべえ『まだ卵は孵化しそうにないけれど、あまり刺激を与えるのもよくないね』
マミ『そう……なら、魔力は控えめにしてそっちに向かうわ』
マミ「よし、じゃあ行きましょう」
まどか「はい!」
ほむら「待って」
まどか「ほ、ほむらちゃん……!」
マミ「……何の用かしら?」
ほむら「ここにいる魔女は私が倒す、あなたたちは下がっていて」
マミ「そうもいかないわね、この先には美樹さんとキュゥべえが待っているんだもの」
ほむら「彼女たちのことは必ず守る、だから……」
マミ「悪いけれど、信用できないわね」
ほむら「!」
ほむら(体が……拘束され……!)
マミ「しばらくは大人しくしててもらうわ、魔女を倒したらその拘束は解いてあげる」
ほむら「待って!私の話を……!」
マミ「……行きましょう、鹿目さん」
まどか「は、はい……」
一分後
ほむら「くっ……!」
ほむら(結局、巴マミを止めることは出来なかった……もうこれじゃ……!)
イチロー「これはどうなってるんだ……なぜ君が縛られて……?」
ほむら「!」
イチロー「……まさか、仲間同士で喧嘩でもしたのかい?」
ほむら「あ、あなた……どうしてここに!」
イチロー「生徒が危険な目に遭うかもしれないんだ、黙っているわけにもいかないだろう?」
ほむら「……巴マミを止めて!このままじゃ彼女が命を落とす!」
イチロー「!」
ほむら「私の拘束を解くように彼女を説得して!私ならここの魔女とも戦える!」
イチロー「……分かった、彼女たちを止めればいいんだね?なら少し急ぐ必要があるかな」
ほむら「そう、頼ん……!?」
彼女が言葉を言い終わるまでの数瞬の間、イチローは既に走り去って姿を消していた。
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