始まり‐8月15日‐

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う~ん 今は何時だ~? 俺は布団の中 伸びをしながら思った。 気持ちよく寝れたから気持ちがいい。 「…っと、12時32分か。 結構寝たなー 昨日12時に寝たし 12時間以上も寝たのか! よくこんなけ寝れるな(笑)」 ……12時32分? 「やっべー!!」 こんなにのんきに計算なんかしてる暇じゃない。 俺は昨日から準備しておいた服を ひっつかみ バタバタと階段をかけ降りた。 「母さん! 何で起こしてくれなかったんだよ!! 俺がいつも行ってるの 知ってるだろ?」 「ちゃんと何回も起こしたわよ。 でも全然起きなかったんだもん」 …そうだっけ? 「あ!こんな時間!!」 俺は髪の毛をセットし 急いで家をでていった。 俺は夏休みの間毎日 12時40分に公園に行っている。 それは 彼女がいつもその時間にいるからだ。 彼女に会いにいくのが俺の日課。 彼女はショートカットで 艶々の髪の毛 桃のようにうすぴんくのかわいいほっぺ ぱっちりした目 全てが可愛い/// ようするに 俺は彼女が好きだ 今日告白するつもりだったのに、 あぁー なんて俺はバカなんだろう。
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