第5章

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10階に着くと栗山と滝本は緊張した面持ちでエレベーターを降りる。 10階は生徒会と特待生専用の階で、一般生徒であるこの二人は入ることはもちろん、見ることすら本来ならできないからだ。 ではなぜこの二人がここにいるのか。 それは今日から寮に入る椿だが部屋の片付けをまだしてないことを知り、それを手伝おうと着いてきたのだ。 滝本に関してはそれ以外にも不純な動機があるようだが… エレベーターを降りると左手には手前から105~101号室、右手は205~201号室と並んでいる。 10~が生徒会、20~が特待生のようだ。
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