第5章

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Side椿 「千里、逝ってきて」 その言葉とともに栗山は滝本を部屋の中に投げ入れた。 「なぁ栗山、た「服を着ろー!!!!」 滝本は大丈夫なのか? と聞こうとしたら中から叫び声が聞こえてきた。 意外と大丈夫そうだ。 さすが滝本だなと思っていると部屋の扉が勢いよく開き、中から一人の少年が飛び出してきた。 潤んだ瞳に上気した頬。 羽織っただけのシャツから覗く肌は薄桃色に染まり、所々みえる鬱血の痕がこの部屋で行われていた行為を生々しく連想させる。
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