椿君の憂鬱(仮)

第５章

余談だが一般の生徒が持つカードキーは白地に黒で名前と部屋番が掘られ、風紀・生徒会・特待生はその周りを銀が縁取っている。

その中で10階にあがることができるのは銀縁のカードキーを持った者のみである。

例外として椿が持つブラックカードがあるが、これは基本どこの部屋の鍵も開けることができる。
なので椿以外では生徒会長と風紀委員長、理事長しか持っていないのだ。

しかしなぜ椿がブラックカードを持っているのか。
理由は簡単だ。
ただ単純に戒斗がまた椿に理事長室に遊びに来て欲しかったからである。

決して滝本が言うような理由ではないと言っておこう。