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あらかた片付け終わった俺は小物が入った段ボールから一枚の写真を見つけた。
写真立てにいれられたその写真には今より少し幼い俺と、俺に寄り添うように立つ一人の少女が写っている。
「可愛い子だね。橘君の彼女?」
いきなり話し掛けられ驚いた俺は写真立てを落としてしまう。
「驚かせてごめん。こっちの片付けが終わったから知らせにきたんだ」
はい。と言って栗山は俺が落とした写真立てを拾ってくれた。
それを受けとろうと手を伸ばすと
「なにー!彼女やと!!オレは認めん!認めんぞーー!!!」
いつからそこにいたのか滝本が叫びながらこちらに向かってきた。
Side椿 END
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