第6章

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Side椿 中学編 中学2年の春、俺は運命の出会いをした。 中学に上がると同時に思春期を迎えた翔の取り巻きどもは、今まで以上の猛アタックを開始する。 それに伴(トモナ)い俺に対する風当たりはますますひどくなり、肩身の狭い日々を余儀なくされた── その日は何故かいつもより早く目が覚めた。 何か予感を感じていたのかもしれない。 朝っぱらから翔のラブコメを見せられるのにうんざりしていた俺はこれ幸いと、翔が起きるより早く身支度を整え家を出ると学校に向かった。 自宅から学校までは歩いて30分ほどの距離で、俺はすぐに学校に着いた。
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