9人が本棚に入れています
本棚に追加
第一部
僕が今あなたに言えることは、特に人生の在り方そのものに対して、僕がひどいまちがいをしてきたということだけだ。痴人は夢を語る。未来を築くものは過去を裁く。自分を改善しようと過去を反省熟慮している肩にいつものごとく『前を向け』がやってくる!
権利とはいったい何なのか、君たちは知りたがっている。もし仮に凡人が人を裁くほどの権利を振りかざして他人を超えることなんてできたら、ねぇ、実力で手に入れた恋で関係したら、きっと気が狂うんだろう。
そしてこの本が君の手にあたたかくつつまれているならば、君にとって君の彼女はなんなのか、またもしくは君が彼女や友人をつくれない状況に追い込まれていたら、このヲタクのウェルテルにたくさんの涙とありがとうの気持ちをくれたまえ。君がまだ、良識ある人たちの実像に悩んでいるなら。
🍸
最初のコメントを投稿しよう!