♣ある夏の日♣

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カメはうさの手を制止し、隣のミカンアイスを取る。 「それじゃあ帰りますよ。 姉さん、また今度。」 「カメくん、お金を払わないのはいけませんねぇ。」 タカハシの言葉を無視し、カメは帰って行った。 ーー恐平ハウスーー 「恐平!買ってきてやったぞ! お礼は珈琲でいいぞ!」 うさはもちろん、『うるせぇ。』とか言いながら耳を括られるかと思っていた。 「…そうだな。 ちょっと待ってろよ。 ………ホラ。 …………………ありがとな。」 「うささんっ!恐平さんがデレましたよ!」 「本当かっ!? 恐平、もう一回デレろ!」 そーゆう、ミカンでデレる恐平の話。
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