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パタン、と静かに部屋のドアを閉める。
そして、深呼吸。
―――…緊張、した。
千代美さん、また俺を気遣ってたなあ
…まあ、当然 か。
――もう少し愛想良くしておけばよかったかな
そんなことを思いながら、体をベッドに投げ出す。
ぼんやりと天井を見る。
ああ、たしかこの天井裏 昔ネズミが出たんだっけ。
…その時父さんが必死になって捕まえてたなぁ
ふふ、今でもよく思い出せる。
今ならよく、思い出せる。
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