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「アニキ、こいつらこのまま放置でいいんすか?警羅隊にでもばれたりしたら」
「いいんだよほっとけば砂に埋まるさ、それともお前がもってかえって部屋に飾るか?」
「それは…」
「俺たちはあいつらをこの腐った世界から救ってやったんだむしろ感謝してほしいねアッハッハッハッハッハー!」
男の高笑いはサンドモービルのエンジン音と交わり
酷く腐った音にきこえた
「…やっぱりだめだな」
腐った音にかき消されそうなほど小さな声
しかしその冷たく、哀しい声は男たちの耳にとどく
「なっなんでお前生きてんだ?」
男たちの言葉が向けられた先には
殺されたはずのメアが立っていた
その目に涙をためて
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