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「自分がいったことを覚えていないのかい?僕が生きてることに理由なんてないんだよ」
「うるせー!次は完全に殺してやる」
男は銃を乱射する
その弾丸はメアにあたる
肩に
足に
胸に
だがあたっただけ
「なんで、なんで血もでねぇんだよ弾はあたってんのによ」
「そうだよ、あたっただけ、それだけだ」
男は仲間の二人もメアに向けて撃ってくる
けれどメアはよろめくことはあれど傷つくこともなく倒れることもない
「何だよおまえは?なんなんだよっ」
「僕は人だよ、世界の理に反する力、世界を救うための力『反聖書』をもったね」
「何いってんだお前?」
男はまるで初めてそれを見るように恐怖と困惑と驚嘆が入り混じった顔でメアをみてきた
「僕の力は人の弱点を消滅させるのさ」
「例えば、痛覚が消滅すれば痛みは感じない、傷害が消滅すれば傷つかない、死を消滅させれば死なないのさ」
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