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メアが金髪の男の向こうにいるドレッドヘアの男に近づいていく
「まっまてよ、嬢ちゃんを殺したのはアニキだろ!俺は何にもしてねぇ」
「世界は理由の無いことの方が多いんだよ」
ブシュッ
メアの右手による胸への突き
常人がそれをやったならば指の骨が折れてもおかしくない速度での突き
しかし『反聖書』の力
痛覚無視、傷害破棄はそれを可能にする
突いた指が止まらないのならば
胸を突き抜けるしかない
ドレッドヘアの男は口をパクパクさせて何かを話そうとしていたが
やがて口を開けたまま動かなくなった
「いよいよお前だな」
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