眠いけどお姫様を王都まで護衛

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「検問おねがいしまぁーす」 「身分を証明するものはあるか?」 転生ホヤホヤの身分にそんなものはもっているはずもなく 「ありませ~ん」 「ならば銀貨1枚が通行料だ」 「あ~、あっちの姫サマ払いで」 「貴様なにをい・・・って……エ…エルティア様あああああああああ!!!?」 いきなり耳元で叫ばれて迷惑だったんで 「うるさい」 兵士をくの字に曲がる程度で腹パンして吹っ飛ばす。扉にぶち当たり大破しそれを聞きつけた兵士がワラワラと出てきてコチラに武器を向ける 「サヤ!いきなり殴ってはだめではないですか!!それと私は姫ではないと何度も」 「うるさかったんだよ。人の耳元で叫ぶとかマナーがなってないよ。兵士の教育しなおしとけば?」 「だからって…」 道中でもよくこういう会話があったのだが姫サマは無理やり言葉遣いを変えてるようで言い合いになるとボロがでてくる 「道中でも言ったとおり僕が嫌いなもの、刃を向けたやつは全部敵なんだよ。それが王であっても王子であっても王女であっても貴族であっても庶民であっても奴隷であっても聖職者であったとしてもだ。僕に刃を向けたらそれは僕に殺される覚悟があるってことさ。自然の獣だってそうでしょ?腹が減ってるとき以外縄張りを荒らさない限り襲わない。 僕はそれが縄張り=嫌いなもの ってだけさ」 「私たちは人です!」 「じゃあ僕は当てはまらないね。これでおしまい」 「おい!貴様さっきからエルティア様への口のききかたガァ!?」 兵士が言い終わる前に顎を蹴り上げる 「息がくさい。それより早くいかない?あ!それとお腹空いたからご飯ほしい」 「…もういいです」
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