眠いけどお姫様を王都まで護衛

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完全に仕留めたと思ったが王様が手でつかんでナイフをとめていた。 あの勢いで突き刺したナイフを止めた?手に傷が付いてないのを見ると魔力で強化したのか。 「旅の者。こちらに無礼があったとはいえこれはちとやりすぎだ」 むぅ…不本意だがここは退いたほうがよさそうだ。体術だけなら全然負ける気がしないが魔法という未知数がある以上わからない 「これはこれは。すみませんね。昔から先ほどの侮辱には気が短いもので。すぐに殺したくなるんですよ」 「それはすまなかった。こちらの者に言い聞かせておくのでここは退いてくれるか」 あちらもこのまま戦ったら被害が出ることはわかっているようで自分の位置を同位置まで落としている。 こんな豚一歩手前のヤツにまで気を使うなんていい人じゃないの。結構好きな部類だね。 「はい。こちらもいきなり刃を向けてすみませんでした。」 ナイフを懐にしまったように見せかけて消し去りもとの位置に戻る 「さて…と。確か学園の話題でしたね。非常に面倒ですが今の失礼のこともありますしお受けいたしましょう」 正直面倒くさい、非常に面倒くさいけど、気に入っちゃったから仕方ないね 「そうか!ああ、ちなみに学園は15歳からだからな。後5年あるがどうする」 「ギルドで適当にお金稼ぎます」 「ではギルドマスターへの紹介状を用意しよう。兵士に届けさせるから控え室で待っていてくれ」 「わかりました」
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